[家づくりノウハウ]
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2024.11.21
最近、花粉で辛い設計の深治です。
今回は、僕たち「プランナー」という仕事について少しお話したいと思います。
プランナー業務を簡単にお伝えしますと、
「住まいのデザインをする仕事」
であります。
住まいのデザインとは、
「間取り」「動線」「内部空間」「外観」「構造」「パッシブ」「生活」…
と、様々なデザインをトータルしたものであり、
それらは、お客様からのご要望・資金・土地の持つ特性・法律・設計思想など、
色々な要素を考慮して1つのプランをデザインすることです。
ですので、間取りだけ、外観だけ、と部分的に良いデザインをすることは
個人的には建築プランナーではないと思っています。
僕の好きな言葉に『形態は機能に従う』というものがあります。
これは、ルイス・ヘンリー・サリヴァンという
フランク・ロイド・ライトの師匠にあたる人の言葉ですが、
『形態と機能は密接に関わっていて、
形態だけにこだわってもいけないし、機能だけを考えても駄目で
機能の純粋さが形態の美しさに現れる』
と、個人的に解釈しています。
つまり最初にお話した通り、プランナーは「整理・デザインする」仕事であります。
デザインには設計思想・考え方が少なからず現れます。
僕個人の想いの他に、エーシンホームとしても「設計思想」があります。
『「less is more(レス イズ モア)」=少ないほうが豊かである。』
建築巨匠ミース・ファン・デル・ローエの言葉ですが、
エーシンホームではこの言葉を設計思想の1つとし、
「シンプルな動線・内部空間・外観は、美しい(豊か)」
という考えのもと設計しております。
他にもいくつかエーシンホームの設計思想はありますが、
その中の1つに「整える」という考えがあります。
1例ですが、この2つの建物外観図を見て頂ければ分かりますように、
窓の取付高さが揃っていないと美しくないですし、
屋根と窓の間(通称:おでこ)が空き過ぎていると少し間の抜けた感じになってしまいます。
この間を小さくしますと安定感・シンプル感が増し、美しく感じます。
このように「整える」ことが美しさに繋がります。
設計思想にこだわってつくる、というよりも意識する、というだけで住まいの美しさは変わってくるのです。
このように日々、僕たちは真摯にお客様・プランに向き合いながら設計業務をしております。
今回はお堅い文面のブログになってしまいましたが、エーシンホームはアットホームな会社であります。
どうぞお気軽にモデルハウス見学など、お越し下さいませ。