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2021.06.14 家づくりノウハウ

浴室に窓は必要?

こんにちは、設計の西川です。

前回のブログでも冒頭 梅雨のことを書いていましたが、
ちょうど本日、関東甲信越の梅雨入りが発表され、
北陸もそろそろ梅雨入りしそう?な感じですね。
東海や近畿など一部では5月中旬ごろに梅雨入りとかなり驚きましたが、
北陸はなんだかんだと例年よりは少し遅いくらいでしょうか。

雨のにおいや しとしと と降る雨はなかなか風情なものですが、
湿気を含んだ重い空気感は早く過ぎ去ってほしいですね。。

 

さて、今回は浴室の窓について です。

当たり前のように付いているお家もあれば、
特に集合住宅では付いていないお家も多いのではと思いますが、
最近はお客様とのお打合せで話題に上がることも増えたように感じます。

そのなかの極論でいうと、そもそも「浴室に窓は必要なのか」ということ。

まず、浴室に窓があることでのデメリット、不安な点ですが、

”外からの視線が気になる” 、”防犯上少し不利になる”  が主な点でしょうか。

脱衣室と同様、基本 服を脱いで使う室ですし、
一般的に約2畳と限られた空間ですので必然的に窓からの距離も割と近くなり、
夜間に明かりをつけて使えば、中に人がいるなーくらいは分かってしまうと思います。

また、聴くところによると、浴室の窓はいちばん泥棒の侵入路となるそうで狙われやすいそうです。
使用後の夜間や日中に窓を開けて換気しているお家が多く、
入りやすい上に「油断している」と思われるそうです…なるほど…
間取り的にも普段人がいるリビングからは離れた位置になることもその理由のひとつだとか。

対策としては、窓のサイズを小さめにすること、
開け閉めを考慮しながら出来るだけ高い位置に設けること、
そしてもう一つは、窓の外に足場になりそうな室外機などを設けないこと…!
これはとあるお客様に教えていただいたのですが、なかなかの盲点で勉強になりました。。
(恥ずかしながら…)

あとは、窓の外に格子を設けたり、目隠しのルーバーを設けることも有効ですね。
もちろん、それなら窓をつけない!も、選択肢のひとつだと思います。

では、浴室に窓があるメリットは?というと、

”自然の風で換気ができる”、”日中は光がはいる”、”開放感を得られる”  が主な点だと思っています。

機械での換気に頼ることもできますが、窓を開けることで効率をあげることもでき、節電にもなります。
窓の断熱(遮熱)性能やお家の断熱性能が上がった今ではあまり関係ないかも知れませんが、
本来は光がはいることで日中のうちにいくらか熱を取り入れることができ、
暗く冷たい浴室をさける意味もありました。

もっとも、朝方や日中に入浴されるのであれば、自然光の中で入れるのはとても気持ちがいいですね。
また、やはり限られた小さな空間ですので、
小さくても窓があることで壁に囲まれた閉塞感を和らげることができます。

 

少し大胆な案ですが、こんな浴室だと気持ちが良いですね…!

実際イメージしやすいところでいうとこんな感じでしょうか。

 

さて、「浴室に窓は必要なのか」、、どうでしょうか?

当然ですが、なにが絶対正しい!というのはありません。
みなさまの生活スタイルや考え方に見合ったかたちが、
そのお住まい、その方、そのご家族にとっての正解だと思います。

一緒に ”良い答え” を導きだしていきましょう^^

もちろん、浴室の窓に限らず、お手伝いさせていただきます^^