[家づくりノウハウ]
変わりゆく子ども部屋、今はキッズリビングが主流?
2025.03.06
こんにちは、エーシンホームです。
まだ春も遠い2月、なんとなく体が重く感じることはありませんか?
もしかすると、それは寒暖差疲労が原因の冬バテかもしれません。
『冬バテ』とは冬に起こる体調不良のことで、頭痛・倦怠感・肩こり・意欲低下など夏バテに似た症状が特徴です。
福井県では、真冬の一日の気温差が10℃近くにもなる日もあります。
一日の気温差が7℃以上になると寒暖差疲労が起こりやすくなり、冬バテが長引くと免疫力が低下し、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
それでは、どうしたら冬バテを防げるのでしょうか?
気を付けたいのは、以下の4つのポイントです。
急激な体温の変化を避けるには、部屋の温度調節が大切。とくに、部屋間の温度差に気をつける必要があります。
そうはいっても、リビング以外の部屋や廊下を常に暖かくしておくのは、現実的に難しいですよね。とくに古い家は、経年劣化による家の歪みが原因の隙間風や、単板ガラス+アルミサッシの窓からの冷気で家自体が暖まりにくくなっています。さらに、断熱材が薄いのも大きな原因のひとつ。
2021年時点で、日本の住宅の約90%が断熱等級3以下というデータがあります。
国土交通省|脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会
断熱等級というのは、家の断熱性能を表す指標のひとつ。これが断熱等級3以下の場合、冬の室内の最低気温は9.7℃以下まで下がります。(HEAT20の外皮水準地域補正ツールより)
暖房をつけた部屋が20℃前後だとすると、家の中で気温が10℃以上違うことになりますから、暖かい部屋と寒い場所の移動を繰り返すだけで寒暖差疲労がたまり、冬バテになる可能性も高まります。
では、断熱等級が高い住宅では、どのくらいの気温差になるのでしょうか?
エーシンホームが基準としている断熱等級6の場合、冬の室内の最低気温は12℃以上になりますから、室内間の温度差も10℃以内に抑えることができます。
エーシンホーム|構造・性能
古い家でも暖房をつければ暖かいですが、家自体の断熱性能が低いと局所的にしか暖まりません。また、暖房をつけている時は暖かくても、夜寝ている間に室内温度はどんどん下がっていきます。
暖かい布団から出た時の温度差が体調に影響している可能性もありますから、真冬の夜はタイマーをつけて部屋を暖かくしてから起きるなどの対策をして、残りの冬をのりきりましょう。