[家づくりノウハウ]
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2024.11.21
こんにちは、エーシンホームです。
本日は、現代のパッシブデザインにも通じる伝統工法や、エコな夏を過ごすための昔ながらの工夫についてお伝えします。
まず「パッシブデザインとは何か?」ですが、機械に頼りすぎず太陽光や熱、風といった自然エネルギーを利用する設計手法のことを『パッシブデザイン』といいます。
パッシブデザイン自体はドイツの発祥ですが、昔の日本家屋にもこのパッシブデザインと同じような手法が多々用いられていました。
たとえば、軒や庇。
単なる雨除けだと思っている方もいるかもしれませんが、それだけではありません。軒や庇は、高い位置から照り付ける夏の日差しを遮り、室内へ入れないようにするという役割も担っているんです。
つまり、きちんと軒や庇を出した家なら、窓シャッターなども必要ないということ。
ヘチマやゴーヤなどの蔓性植物で作った緑のカーテンや、窓の外に植えた落葉樹も、夏の日差しを遮る役目を果たしてくれます。植物の葉っぱから水分が蒸発するため、周囲の温度を下げる効果も。
水分蒸発による冷却という意味では、昔ながらの打ち水や建物への散水などでも自然な涼しさを生み出せますよ。ぜひ一度、お試しください。
夏の自然エネルギー活用といえば、忘れてはいけないのが、自然の風。
一日中窓を閉め切ってエアコンを回しっぱなしにするよりも、たまには窓を開けて風を通してみてください。冷たすぎない自然の風はとても気持ちよく、空気を入れ替えることで湿気も飛んで、体感温度が下がります。
ただし、自然の風を取り入れるためには、きちんと風の流れを考えながら、窓の向きや配置を正しく設計してあげる必要があります。つまり、『パッシブデザイン』の知識が必須ということですね。
現代の技術と昔ながらの知恵の融合。そして、自然との調和。それがエーシンホームの目指す、夏に強い家づくりの姿です。
太陽の光と熱を上手くコントロールし、風を味方につけた心地よい住まい。そこに、エアコンに頼りすぎない、エコで快適な夏の暮らしが待っているのではないでしょうか。